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ぶったぁ福祉会は、「障害があっても共に学び、共に生きる」ことを大切に活動しています。

「ぶったぁ」の由来

シンちゃんは、病院で生まれた時、2才までもたないと言われました。
歩けず、言葉は出せませんが、「アーアー、オーオー」と一生けんめい自分の気持ちを伝えて、笑顔がかわいくて人気者でした。

お母さんたちの願いもあり、幼稚園に通い友だちができました。
みんなと一緒に小学校への入学は、大変厳しく、何度も話し合いました。
家族の思いを伝え、かかりつけのお医者さんの意見書を提出、そして何より一番の力になったのは、シンちゃんの友だちの応援でした。

慣れ親しんだ友だちと一緒に入学してから「アーアー、オーオー」の中に「ぶったぁ」というシンちゃんの言葉を友だちが見つけてくれました。
ミホちゃんが「おはよう」と言うと、シンちゃんが「ぶったぁ」と言います。
「ぶったぁ」は友だちとシンちゃんのあいさつになりました。
先生はクラスの通信『ぶったぁ』をつくりみんなに配りました。
いつの間にか、車椅子から歩行器、そして友だちを追いかけて歩くシンちゃんがいました。

中学校を卒業する頃、いつまでも地域の中で暮らしていけるよう作業所をつくることになりました。
共同作業所『ぶったぁ』です。
こうして『ぶったぁ』は始まり、今も毎日元気に続いています。

「ぶったぁ」の歩み

1975年障害者の教育と生活を町で進める会
通信「歩歩」発行
休日学級(障害児と共に活動)
親と教師の交流会を毎月開催
『障害があっても地域の学校で学ぼう』
呼びかけ、地域の保育所や幼稚園、小学校、中学校への入学を実現
1989年共同作業所ぶったぁ設置
1991年町・県の補助金交付
通信「ぶったぁ通信」発行
2006年NPO法人ぶったぁ福祉会 設立
2008年グループホームぶったぁ「ここから」オープン
2009年障害者支援センターぶったぁへ移行
2011年グループホームぶったぁ「歩歩」オープン
2014年「食堂ひとやすみ」オープン
2016年グループホームぶったぁ「いろは」オープン
「社会福祉法人ぶったぁ福祉会」設立
2018年旧石屋小学校附属幼稚園跡に移転
2019年相談支援事業所ぶったぁ設置

「ぶったぁ」の理念・基本方針

<理念>

  • 自立と社会参加の支援
  • 地域社会における生活の支援
  • 主体性、自己決定の尊重と支援
  • 利用者の権利保障と擁護
  • 社会福祉事業の健全な繁栄と発展

<基本方針>

  • 個人の尊厳と人権を尊重します。
  • 障害者自身の要望・選択・決定を最大限尊重します。
  • 障害者の地域生活を支援します。
  • 利用者の安全を第一に、安心と満足感に満ちた質の高い福祉サービスを提供します。
  • 総合的かつ、継続的な福祉サービスを通じ、地域の関係機関と連携し、地域に開かれた事業所を目指します。
  • 人の和を大切にし、すべての利用者と職員が生き生きとやりがいをもって働ける職場環境づくりに努めます。
  • 常に課題意識と向上心を持ち、誠実に日々研鑽を積み重ねます。